ポリウレタン素材の特性とは

ポリウレタン素材は、合成皮革やボンディング加工布、コーティング加工布などに使用され、多くの衣料に幅広く使われている素材です。
ポリウレタン素材には以下の特徴があります。

【ポリウレタン素材の特徴】
・着用してもしなくても劣化は進みます。
・劣化の始まりは、製品購入時からではなく、生地の製造時からとなります。
・クリーニング処理により元々内部で劣化が進んでいた状態が一度に表面化
 することがあります。
・洗濯や着用の繰り返しによる作用、空気中の水分、皮脂の付着、日光や紫外線といった
 様々な環境条件で劣化の速度が変わり、短いもので2年程度でも著しい劣化がおきます。
・一度劣化した状態のものを元に戻すことはできません。大変申し訳ございませんが、
 ポリウレタンの劣化などの経時劣化による事象について補償対応はいたしません。

【補足事項】
ポリウレタン素材は、空気中の水分などに影響を受け、時間と共に分解されてしまう、使用方法や保管方法を工夫しても避けられない特性があります。
また、その劣化の進行状況は熟練の職人でも、必ずしも人の目や感覚で判断することができません。
特に合成皮革では耐用年数の限界を超えた衣類は着用やクリーニング、また、クローゼット内での他の衣類との接触などで起きる僅かな接触などで一度にバラバラに剥がれてしまいます。